また今年（2019年）には新商品として、たんぱく質と塩分に配慮した冷凍弁当「みしまの御膳 ほのか」を発売しました。メニューは5種類。とんかつ、牛すき焼き風、デミグラスハンバーグ、鶏のから揚げ、豚の生姜焼きと、どれもボリューム満点です。

　開発のきっかけは、既存の冷凍弁当の味に納得できなかったことが大きいと三嶋さんは話します。「食べる人を、自分や両親などの大切な人に置き換えてみた時、もっとおいしい食事を作って届けたいと思っていました。そこで、以前から代表と知り合いだったデイサービス事業を行う会社に、メニュー開発を依頼したのです。こちらは、セントラルキッチンを作るほど食事に対してこだわりがあり、私も大変信頼しています」。

　このお弁当を初めて見た方は、「こんなにたくさん食べられるの？」と驚くと言います。確かにお肉のメイン料理に、副菜は3種類も付いています。しかし栄養成分はきちんと計算されているため安心で、ご飯や汁物などで栄養の摂取量を調整することができます。

　調理にもさまざまな工夫があり、塩分を控えるために香辛料を上手に使っています。またエネルギーを確保するために調理には油を使用。今後はMCTオイルの採用も検討しています。何より味も見た目も“おいしい”を実感できるお弁当に仕上げました。先に発売した「みしまのたんぱく質調整米1/50」に続き「みしまの御膳 ほのか」も好評で、現在もリピーターを増やし続けています。