副作用について
ネクサバール錠は以下のような副作用が報告されています。これらの症状の多くはネクサバール錠の服用を一時的に減量または休止したり、お薬で治療することでネクサバール錠による治療を継続することができますので、気になる症状があらわれた場合は、すみやかに医師・看護師・薬剤師にご相談ください。
起こりやすい副作用
- 皮膚症状(手足症候群(てあししょうこうぐん)、発疹(ほっしん)、脱毛)
- 消化器症状(下痢、食欲不振)
- 疼痛(とうつう)
- 高血圧
- 疲労感
- 呼吸器症状(嗄声(させい))

注意が必要な副作用
以下の副作用が起こったら、医療機関へ緊急に連絡してください。
皮膚症状 - 剥脱性皮膚炎(はくだつせいひふえん)
- 中毒性表皮壊死融解症(ちゅうどくせいひょうひえしゆうかいしょう)
- 皮膚粘膜眼症候群(ひふねんまくがんしょうこうぐん)(スティーブンス・ジョンソン症候群)・多形紅斑重症型(たけいこうはんじゅうしょうがた)
- ケラトアカントーマ、皮膚有棘細胞癌(ひふゆうきょくさいぼうがん)
消化器症状 - 消化管穿孔(しょうかかんせんこう)・消化管潰瘍(しょうかかんかいよう)・膵炎(すいえん)
- 出血性腸炎・虚血性腸炎(きょけつせいちょうえん)
高血圧クリーゼ 血液及び尿検査から見つかる副作用 - 劇症肝炎(げきしょうかんえん)・肝機能障害・黄疸(おうだん)・肝不全・肝性脳症(かんせいのうしょう)
- 腎不全・ネフローゼ症候群、蛋白尿
- 低ナトリウム血症・低カルシウム血症・血液学的検査値異常
呼吸器症状 - 急性肺障害(きゅうせいはいしょうがい)・間質性肺炎(かんしつせいはいえん)
- 出血
- 心筋虚血(しんきんきょけつ)・心筋梗塞(しんきんこうそく)・うっ血性心不全(うっけっせいしんふぜん)
- 可逆性後白質脳症(かぎゃくせいこうはくしつのうしょう)
- ショック、アナフィラキシー様症状
- 横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)