スチバーガ® 錠は、大腸がんの進行を抑える経口の「分子標的治療薬」です。
分子標的治療薬とは、がん細胞の増殖にかかわる特定の分子に作用するお薬で、近年、がん治療において広く使用されています。
スチバーガ® 錠は、がん細胞の増殖の信号をブロックし、病気の進行に関わるたんぱく質のはたらきを抑えることにより、がんの進行を抑えます。
スチバーガ® 錠の作用1
がん細胞の増殖信号を ブロックする
正常な細胞は、その場所で決められた数になると増えるのをやめますが、がん細胞はどんどん増え続けます。
これは、がん細胞において、細胞内の増殖の信号が異常に活性化されているためです。
スチバーガ® 錠は、がん細胞の増殖の信号をブロックすることにより、がんの進行を抑えます。
スチバーガ® 錠の作用2
がん細胞に栄養を送る 血管ができるのを防ぐ
がん細胞は、近くの血管から自分のいるところまで、新しい血管を作る能力を持っています。
この血管を通じて酸素や栄養をとりいれ、がんは異常な増殖をくりかえしていきます。
スチバーガ® 錠はこのような血管が作られるのを防ぎ、がん細胞の増殖を抑えるはたらきを持っています。