セルフチェック こんな症状はありませんか?
骨転移で最も問題となるのは、生活の質(QOL)の低下です。
骨転移の進行による麻痺や骨折などの症状をできるだけ避けるためには早めの受診が大切です。
以下のような症状がみられた場合は、自己判断せずに、看護師・医師などの医療従事者にお伝えください。
背中・腰の痛み
痛みの程度は、軽いものから重いものまで様々です。
体を動かしたり、体重をかけた時に痛みが強くなることがあります。
手足のしびれ、力が入らない
手足がしびれたり、力が入らない、足がもつれたり、踏ん張りがきかない、などの症状に気づいたら、すぐに担当医師に連絡してください。
早めの受診が何より大切です。
がんの痛みの多くは治療で対処することができます。痛みが続くと、十分な睡眠を取れなかったり、食欲もなくなるなど、がんに立ち向かう体力や気力まで低下する原因となります。
痛みを和らげることは生活していく上でとても重要なことです。まずは痛みがあることを看護師・医師などの医療従事者に相談してみましょう。痛みの感じ方や程度を具体的に伝えると、痛みの状況を把握しやすく、適切な治療につながります。
知っておきたい前立腺がんの骨転移
監修:賀本 敏行 先生
宮崎大学医学部 発達泌尿生殖医学講座泌尿器科学分野 教授