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Q6 前立腺がんの骨転移に対して、どのような治療がありますか?

がんは転移しても、もともとのがんと同じ性質をもっています。そのため、骨転移が見つかった場合も前立腺がんに対する治療が優先して行われます。

また、骨に直接作用して骨転移の進行を抑える骨修飾薬もよく使われます。このほか、痛みを改善するための鎮痛薬、放射線療法や手術療法など、多くの選択肢があります。

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前立腺がんの薬物治療

ホルモン療法

男性ホルモンの分泌や働きを妨げることで、がん細胞の増殖を抑える作用があります。

 

化学療法

抗がん剤による治療で、ホルモン療法が効かなくなったり、がんが再び増殖(再燃)した後に行われます。

 

放射性医薬品

放射性物質(ラジオアイソトープ)を含んだ薬剤を注射などで体内に投与し、そのお薬から出される放射線によって治療効果を示します

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どのようなお薬を選択するかは、これまでどのような治療を行ってきたか、がんの進み具合はどうかを医師が確認し、患者さんと相談しながら決められます。

特に骨転移に関連する治療

骨修飾薬:破骨細胞に作用する

主に破骨細胞(古い骨を溶かす細胞)に作用し、骨が過剰に破壊されるのを阻止する働きがあります。ビスホスホネート製剤と抗RANKL(ランクル)抗体の2種類があります。

 

鎮痛薬:痛みを和らげる

がんの痛みを取り除くための薬剤はいろいろあり、痛みの強さにあわせて、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)やオピオイドが処方されます。オピオイドは鎮痛効果が高く、NSAIDsでは除ききれない痛みに使用されます。

 

放射線療法:主に痛みを和らげる

放射線治療には、骨転移のある部位に体の外から放射線をあてる治療(外部照射)と、骨に集まる性質をもつ放射性物質(ラジオアイソトープ)を血管内に注射し、その薬剤から出される放射線によって治療する内部照射があります。

 

手術療法:骨折の予防・治療

骨折の予防・治療のために骨を器具で補強したり、骨転移を取り除いて人工の骨や補強材を入れたりします。

がんの痛みをとる治療
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World Health Organization 1996: Cancer Pain Relief, 2nd ed. より作成

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