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前立腺がんの遠隔転移について

「遠隔転移のある前立腺がん」の病態と治療

遠隔転移のある前立腺がんとは?

「遠隔転移のある前立腺がん」とは、前立腺がんが骨や内臓に転移した状態をいいます。

遠隔転移のある前立腺がんには、最初の診断時に遠隔転移が見つかる場合や、手術や放射線療法による治療後に遠隔転移があらわれる場合があります。

遠隔転移のある前立腺がんに対しては、主に、ホルモン療法や化学療法などの治療を行いますが、患者さんごとの状態を考慮しながら主治医の先生との相談によって治療方法が選択されます。

遠隔転移のある前立腺がん:イメージ図

ニュベクオ+ドセタキセルの併用療法(+ADT)

遠隔転移のある前立腺がんの患者さんの場合、ニュベクオによる治療は、タキサン系の抗がん剤であるドセタキセルを組み合わせて行われます。

ニュベクオは、1日2回、食後に毎日服用します。
ドセタキセルは、 3週間ごとに1回の点滴(約60分)を最大6回行います。
ドセタキセルによる治療終了後も、ニュベクオは継続して服用します。
治療は、アンドロゲン除去療法(ADT)に上乗せして行われます。

遠隔転移のある前立腺がん:治療スケジュール

※アンドロゲン除去療法(ADT)
精巣での男性ホルモンの分泌を抑える治療法です。お薬を定期的に注射する方法と、精巣を外科的に切除する方法があります。

ドセタキセルの詳しい情報は、担当医や看護師、薬剤師にご確認ください。