Q2 骨転移はどうして起こるのですか?
前立腺がんでは、骨やリンパ節、肺への転移が多いとされています。骨にはがん細胞が大きくなるために必要な成分が豊富に含まれています。
骨転移は、がん細胞の一部が血液の流れにのって骨に移動し、そこにすみついて増殖することで起こります。がん細胞は骨の中から栄養を得て増殖します。
前立腺がん発見時に、すでに転移を起こしている患者さんもおられますが、治療を開始した時には見つからなくても、時間が経ち、がんが大きくなってくると転移として見つかることもあります。
骨転移が起こるメカニズム
知っておきたい前立腺がんの骨転移
監修:賀本 敏行 先生
宮崎大学医学部 発達泌尿生殖医学講座泌尿器科学分野 教授