更年期とは更年期に起こること
更年期に感じる症状は人それぞれ
エストロゲンの分泌が低下し始める更年期、女性が最初に感じることは、月経(生理)の変化です。今までと比べて月経周期が短くなったり、月経日数や月経量が減ったり、また、月経が2、3ヵ月に一度になるなど「からだの変化」を感じます。
また、エストロゲンは生殖機能以外にも心血管系、自律神経系、脳機能、皮膚代謝、脂質代謝、骨代謝など女性のからだのさまざまな器官に作用しています。
エストロゲンが欠乏するとこれらの器官が今までどおり機能できなくなり、これによりさまざまな不調を感じることになります。
しかし、これらの不調は環境や心理状態にも関係するため、感じ方や症状の種類、症状を感じる年齢などは女性ひとりひとり違います。
からだのサインに耳を澄ませて自分に起きていることを知る、そして、それが更年期によくみられる症状であるとわかるだけで、不安や不調が和らぐこともあります。
だからこそ、更年期以降に起こりやすいさまざまな「からだの変化」を知っておくことが大切なのです。