ミレーナ52mgは、黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する子宮内システム(IUS: Intrauterine System)です。日本では、避妊、過多月経、月経困難症の適応を有しています。
過多月経・月経困難症治療のメカニズム
ミレーナ52mgから放出される黄体ホルモン(レボノルゲストレル)は、子宮内膜の増殖を抑える働きがあるため、内膜は薄い状態となり、月経量を減少させるとともに月経困難症の症状を軽くします。

子宮内膜の変化(イメージ)
避妊のメカニズム
※ミレーナ52mgを避妊のために使用する場合には、保険は適用されません
ミレーナ52mgから放出される黄体ホルモン(レボノルゲストレル)は、子宮内膜の増殖を抑える働きがあるため、内膜は薄い状態となり、妊娠の成立(受精卵の着床)を妨げたり、子宮の入り口の粘液を変化させて精子が腟の中から子宮内に侵入するのを防いだりすることで避妊効果を発揮します。

子宮内に装着されたミレーナ52mg
ミレーナ52mgには避妊効果があります。それでも100%妊娠が防げるわけではありません。
1年間に妊娠する確率は約500人に1人(0.2%)です。 (丸尾猛ほか:診療と新薬43, 1157-1174 (2006))
お願い:ミレーナ52mgの装着中にからだの異常に気づかれた場合は、速やかに医師に相談・報告してください。