装着後に注意すること
ミレーナ52mgを装着後数日間は出血、下腹部痛、腰痛、おりものなどの症状があらわれることがあります。 症状が長く続くときやひどい場合は受診してください。また、異常な痛みや出血があった場合は直ちに受診してください。
副作用について
ミレーナ52mgを装着後、次のような副作用が起こることがあります。
症状が長く続くときやひどい場合は医師に相談してください。また、異常な痛みや出血があった場合にはただちに受診してください。
- 月経出血日数の延長
- 月経時期以外の出血
- 月経周期の変化
- 腹痛
- 卵巣のう胞(通常はホルモン変化にともなう一時的なもの)
※卵巣中の成熟した卵胞が排卵せずに(卵胞の破裂が起こらずに)、卵胞液が残って液体のたまった袋(のう胞)となったもの。ほとんどの場合、症状はなく、通常2~3ヵ月のうちに自然に消失するが、まれに消失しないことがあり、持続するまたは急な腹部膨満感や下腹部痛(圧痛)がみられることがある。 - IUS除去後の出血 など
その他、次の副作用にも注意する必要があります。
- ミレーナ52mgの脱出(ミレーナ52mgが気付かぬうちに抜けてしまうこと)
- ミレーナ52mgの穿孔(まれにミレーナ52mgが子宮の壁に入り込んでしまうこと)
- 骨盤内炎症性疾患(子宮や卵管など、骨盤内に炎症がおこること)
- 異所性妊娠(子宮外妊娠)(受精卵が子宮腔以外の場所で育っている状態)
発熱、下腹部痛、おりものの異常、急な出血、疼痛、性交痛、急な腹部膨満感、下腹部痛(圧痛)などの症状があった場合は、直ちに受診してください。また、下腹部痛をともなう月経の遅れがあった場合、無月経の人で出血が始まった場合は、頻度は低いものの子宮外妊娠の可能性もあり、早期の処置が必要となりますので、直ちに受診してください。
副作用については、医師から提供される「使用者用説明書」を良くお読みください。
本サイトからも「ミレーナ52mg使用者用説明書」がダウンロードできます。
ミレーナ52mg装着後にみられる出血パターンの変化
「ミレーナ52mgの使用に伴う出血パターンには個人差がみられます」
ミレーナ52mgの使用を開始してから数ヵ月間は多くの女性に月経時期以外の出血がみられることがあります。しかし、通常は時間の経過とともに減少します。
また、黄体ホルモンの作用により子宮内膜がうすくなるため、月経の回数が減り、約20%の人では月経が起こらなくなります。ミレーナ52mg装着中に月経が起こらなくなることは必ずしも妊娠または閉経を示すものではありません。ただし、前回の月経から6週間以内に月経が起こらない場合や、吐き気、嘔吐、食欲不振などのつわりのような妊娠を疑う兆候があらわれた場合は、直ちに受診してください。
お願い:ミレーナ52mgの装着中にからだの異常に気づかれた場合は、速やかに医師に相談・報告してください。