ベタフェロンの調製のしかた
【確認すること】 |
---|
個人記録をつけるための「ベタフェロンダイアリー」で、
(1) 今日が注射日であること
(2) 今日の注射部位
を確認してください。
【使用するもの】
ベタフェロンパッケージ

- ベタフェロン(白色粉末のかたまり)が入っているバイアル
- 溶解液(0.54%塩化ナトリウム液1.2mL:透明な液)が入っている注射器
- 注射針付バイアルコネクター(ミックスジェクト®)
消毒用アルコール綿(3枚)

消毒用アルコール綿は、病院の指示にしたがってご準備ください。
廃棄袋、廃棄箱

ベタフェロン皮下注射準備用マット

バイアルに入っているベタフェロン(白色粉末のかたまり)を溶かす際には、必ず添付の注射器に入っている溶解液を使用してください。
手順:調製の準備
(1)
石けんで両手をよく洗い、清潔な乾いたタオルやペーパータオルで水気を拭き取ります |


(2)
使用するベタフェロンパッケージは、清潔で平らな安定したテーブルの上で開封します。 |

(3)
バイアル内に異物が混入していないか、注射器内の溶解液が透明であるか確認してください。 |


(4)
バイアルをテーブルの上に置き、バイアルの上ぶた(キャップ)をはずします。 |


(5)
バイアル上部のゴム部分を消毒用アルコール綿で拭いて清潔にします。 |

(6)
注射針付バイアルコネクターの包装容器の包装ラベルをはがします。 |

注射針付バイアルコネクターは、 包装容器から取り出さないでください。
(7)
包装容器ごと注射針付バイアルコネクターを持ち、青い部分(針部分)をバイアルのゴム部分に突き刺し、しっかり固定します。 |

バイアルのゴム部分や注射針付バイアルコネクターの青い部分(針部分)、注射器接続部分に手などが触れないようにしてください。

(8)
プラスチック製の包装容器を取りはずします。 |

(9)
注射器の先端を上にしたまま、オレンジ色のキャップを矢印(→)の方向に回して取りはずします。 |

注射器の先端に触れないようにしてください。

(10)
注射針付バイアルコネクターの青い部分を持ち、バイアルを下向きにした状態で、注射器を矢印(→)の方向に回して注射器接続部分へねじ込みます。 |

注射器と注射針付バイアルコネクターを接続する際に、注射器の先端などに触れたり、注射器のピストンを押さないようにしてください

手順:調製
(1)
注射器のピストンをゆっくりと押して、溶解液をすべてバイアル内に注入します。 |

溶解液を勢いよく注入しないようにしてください。

(2)
注射針付バイアルコネクターの青い部分を持ち、大きな円を描くようにバイアルを静かに回し完全に溶解します。 |

決してバイアルを振らないでください。
(3)
溶解した液が透明で異物がないことを確認してください。 |


(4)
注射器内に空気が戻ってきた場合には、再度注射器のピストンをゆっくりと完全に押して、注射器内の空気をバイアルに戻します。 |

(5)
ピストンを押したままの状態で、注射器を回転させてバイアルを上下逆さまにします。注射針付バイアルコネクターの青い部分を持ったまま1.0mLの目盛りより少し多めに、ゆっくりと注射器のピストンを引きます。 |

(6)
注射器内に大きな気泡が入っていないか確認します。 |


(7)
注射器を立てて注射器のピストンをゆっくりと1.0mLの目盛りまで押し出します。このとき空気もいっしょに押し出すようにします(多少の気泡が残っていてもかまいません)。 |

注射器の中に1.0mLの溶液が入っていることを確認してください。

(8)
注射器を横にし、注射針付バイアルコネクターの青い部分を持ち、矢印(→)の方向に回し、注射器からバイアルを取りはずします。 |

(9)
バイアルは青いコネクターと接続したままの状態で廃棄袋に入れてください。 |

廃棄方法は病院によって異なる場合がありますので、病院の指示にしたがってください。

これでベタフェロン溶液の調製は終了です。
注射の準備ができたら
注射の準備ができたら速やかに注射しましょう。
あなたが気づいたどのようなことでも、主治医に相談してください。