肺動脈性肺高血圧症(PAH)について

肺動脈性肺高血圧症とは

肺動脈の圧力が高くなる病気をまとめて肺高血圧症と呼びますが、その原因により大きく5つに分けられます。
そのうちの一つである肺動脈性肺高血圧症(PAH:pulmonary arterial hypertension)は、右側の心臓(右心室)から肺へ血液を送る血管(肺動脈)が狭くなるために血液の流れが悪くなり、肺動脈の圧力が高くなる病気です。
PAHは、左側の心臓(左心室)から全身に血液を送り出す時に、腕の血管などにかかる圧が高くなる生活習慣病による高血圧とは異なる病気です。

ベンテイビス®は、このPAHの治療に用いられるお薬です。

肺動脈性肺高血圧症(PAH)の発症には、他の病気が関与している場合や、他の要因がみとめられない場合などがあります。