免疫療法とはどのような治療法ですか?
主なはたらき
免疫を担当している細胞(リンパ球など)やタンパク質(サイトカイン、抗体など)のはたらきを活性化させることでがん細胞を攻撃し、がんを抑制する治療法です。

特徴
腎がんの免疫療法には、サイトカイン療法(インターフェロンα、インターロイキン-2)と免疫チェックポイント阻害療法の2つの治療法があります。
いずれも注射剤で、インターフェロンαでは、患者さん自身が自宅で注射することも認められていますが、インターロイキン-2 と免疫チェックポイント阻害剤は、病院で点滴投与されます。
サイトカイン療法
インターフェロン α
- 投与法
週に 2 〜 3 回、ご自宅での自己注射が認められています。
- 主な副作用
発熱、全身倦怠感等のインフルエンザ様症状、血球減少、抑うつ など
インターロイキン -2
- 投与法
入院または通院し、連日または週に2 〜 3 回点滴投与します。
- 主な副作用
発熱、悪寒、倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐、抑うつ など
免疫チェックポイント阻害剤
- 投与法
点滴で投与するため、入院または通院で治療します。

- 主な副作用
疲労感、吐き気、かゆみ、下痢、食欲不振、発疹 など